バスの運転手の挨拶

【倉吉市】業務委託のスクールバス★導入のメリットは? 事例もご紹介

公共交通機関の不十分な地域で課題となるのが、子ども達の通学手段です。

通学範囲の広い学校や通学路の安全性が確保しにくい学校、共働きが多く保護者の送迎が難しい学校など、スクールバスが必要な条件を抱える学校は少なくありません。

この記事では、貸切バスのサービスを利用した業務委託のスクールバスについてご紹介します。

鳥取県や倉吉市の現状や事例なども含めてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

日本国内でスクールバスが利用される理由

学校の教室

日本国内では、スクールバスが利用される理由が2つあり、それぞれ法律や条例に基づいて運行されています。

日本国内でスクールバスが利用される理由について、くわしくご紹介しましょう。

へき地における通学支援のため

スクールバスを利用する一番の目的は、へき地における通学支援のためです。

これは昭和29年に施行された『へき地教育振興法』において、『へき地学校の児童及び生徒の通学を容易にするため必要な措置を講ずること』と定められています。

『へき地教育振興法』では、へき地にある学校への通学支援のため、スクールバスの購入費の国庫補助制度を設置。

学校の統廃合などによって遠距離通学を余儀なくされたケースなどに対応できるよう施策が行われています。

通学路における安全確保のため

スクールバスを利用する理由の2つ目は、通学路における児童・生徒の安全確保です。

通学途中の児童や生徒が事故に遭ったり、犯罪の被害に遭ったりするニュースは後を絶ちません。

文部科学省は警察庁・総務省・国土交通省と連携し、「登下校時における児童生徒の安全確保のための路線バス等の活用について」を定めています。

各学校のスクールバスがない場合や、移動距離が短い生徒・児童においても、路線バス等をスクールバスとして活用し、登下校の安全確保の方策の一つとして検討するよう求めているのが現状です。

日本国内のスクールバスの現状

文部科学省が発表した『国内におけるスクールバス活用状況等調査報告書』では、スクールバスの現状について以下のように報告されています。
  • 我が国では、全国の62.7%の自治体(市区町村および事務組合をいう。以下同じ)において、公立小学校児童及び中学校生徒の通学に供するためにスクールバスが導入されています。
  • 新潟県、山形県、青森県、富山県、北海道、岩手県、島根県では、スクールバスを導入している自治体が9割を超えています。また、東京都、神奈川県、埼玉県、福岡県、愛知県では、3割を下回っています。山間部や降雪の多い地域を抱える道県では導入率が高く、大都市部の都府県での導入率が低い傾向がみられます。
  • スクールバスの運用形態は、専用スクールバスの運行と、路線バス等その他の交通機関の活用の2種類があります。専用スクールバスは、スクールバスを導入している自治体の82.0%で運行されています。

引用:国内におけるスクールバス活用状況等調査報告書|文部科学省

この報告書では、スクールバスを運行するバスの73.5%は自治体が所有し、そのうち63.3%は行政から民間事業者等に委託していること、自治体が購入したバスを民間事業者に委託して運行していることもあわせて報告されています。

 

 

鳥取県におけるスクールバスの現状

鳥取県

鳥取県は公共交通機関の利便性が悪い地域があり、マイカー・バス・タクシーなど、車での移動が欠かせないという特徴があります。

鳥取県全体や倉吉市におけるスクールバスの現状はどうなっているのでしょうか?

鳥取県のケース

はじめに鳥取県全体の現状をご紹介します。

市町村

事業形態

対象者

大山町

専用スクールバス

中山小・名和小・大山西小・大山小、中山中・名和中・大山中の児童・生徒

伯耆町

スクールバス(混乗)

岸本小・八郷小・溝口小・二部小、岸本中・溝口中の児童・生徒、一般(混乗可)

日南町

町営バス

(スクール混乗)

日南小、日南中の児童・生徒(山上線・阿毘縁線沿線)

江府町

専用スクールバス

米子養護学校・億大山江府学園の生徒、江府町美女石集落の児童生徒

参考:地域公共交通の状況|鳥取県

スクールバスの運行がない地域では、通学費の助成制度などが設けられている自治体もあります。

倉吉市のケース

倉吉市では、市民から寄せられた『市内小学校のスクールバス導入について』という質問に対する回答として、教育総務課が以下のように公表しています。
倉吉市では学校の統合によって通学距離が従前より遠距離となることへの対応として、現在小学校4校でスクールバスの運行を実施しており、新たなスクールバスの導入は難しい状況です。 そのほか、遠距離通学の支援として、小学校に通学する児童であって片道4km以上(路線バスを利用する場合は3km以上)、中学校に通学する生徒であって片道6km以上(路線バスを利用する場合は5km以上)の場合に遠距離通学通学費の補助を行っております。

引用:市内小学校のスクールバス導入について|倉吉市公式ウェブサイト

倉吉市では、2024年に北谷小学校と高城小学校が統合され、新しく久米小学校が開校しました。 このような学校の統廃合により、通学範囲が広くなったケースでは、スクールバスの導入が行われています。

 

 

スクールバスが必要な学校の特徴とは?

小学生の笑顔

スクールバスが必要な学校には、共通した特徴があります。

どんな学校がスクールバスを導入すべきなのか、その特徴をご紹介しましょう。

交通アクセスが悪い立地にある学校

郊外や山間部にある学校では、最寄りの駅やバス停から遠く、生徒が通学しにくい場合があります。

地域によっては公共交通機関のアクセスが悪いこともあり、登下校の時間帯に合わせた移動手段が確保されていないことも。

交通アクセスの悪い地域にある学校は、独自にスクールバスを運行することで、生徒が安全かつ確実に登下校できる環境を整えることができるでしょう。

通学路の安全性に不安がある学校

学校の周辺に交通量の多い幹線道路があるなど、安全性に不安がある場合、子どもが一人で通学するのは危険を伴うため、スクールバスの導入を検討すべきです。

地域によっては冬場に雪が多く積もり、路面が凍結することで転倒や事故のリスクが高まるケースもあります。

特に低学年の児童にとっては、このような環境下での通学は大きな負担となるため、安全を考慮してスクールバスが運行されることが一般的です。

通学圏が広い学校

私立学校などの場合は、特定の地域に限定せず広範囲から生徒を受け入れるケースが多く見られます。

そのため、徒歩や自転車通学が難しい生徒が増え、公共交通機関だけでは十分に対応できない場合も少なくありません。

生徒の通学圏が広い学校では、通学の利便性を高めるためにスクールバスが運行されることが望ましいでしょう。

保護者の送迎が難しい学校

共働きの家庭では、朝や夕方の時間に保護者が子どもの送り迎えをするのが難しいことが一般的です。

両親がフルタイムで働いている場合、出勤時間と登校時間が重なってしまい、毎日送迎するのは保護者の大きな負担になります。

共働き世帯が多い学校は、スクールバスがあることで子どもは安全に登下校でき、親も安心することができるでしょう。

 

 

学校が業務委託でスクールバスを導入するメリットは?

メリット

学校への通学手段として、スクールバスを導入することで得られるメリットにはどのようなものが考えられるのでしょうか?

主なメリットを3つご紹介しましょう。

安全性の向上

スクールバスを運行する最大のメリットは、安全性の向上です。

通学路で子ども達が事故に巻き込まれたり、被害に遭ってしまったりすることは絶対に避けなければいけないリスク。

スクールバスのドライバーは専門の教育を受けているため、一般のドライバーよりも事故の発生率が低いといわれています。

バスにはドライブレコーダー・応急手当て用の救急箱などが設置されていることも多いため、万が一のときでも最悪の事態を避けることができる可能性が高くなるでしょう。

保護者の負担の軽減

スクールバスを運行することで、保護者の負担が大きく軽減されるのもメリットの一つです。

公共交通機関の利便性が低く、遠距離通学を余儀なくされている地域では、どうしても保護者による送迎が必要になります。

毎日の送迎は、時間も手間もかかるもの。

特に雪の多い地域などの場合は、事故のリスクも考えなければいけません。

決まった時間にプロのドライバーが運転してくれるスクールバスは、保護者の負担を大きく軽減する交通手段といえるでしょう。

交通渋滞の緩和

各家庭が車を保有し、通勤・通学の送迎などにマイカーを利用することで発生するのは、周辺道路の交通渋滞です。

学校周辺が渋滞することで、事故のリスクも高まり、近隣住民からのクレームが寄せられてしまうことがあるかもしれません。

スクールバスは一定の人数がまとまって乗車できるため、個々が車で動く手間がなくなり、結果的に交通渋滞を緩和するメリットにつながります。

 

 

スクールバスでも利用可能!流通バスの委託業務のご紹介

運行前点検を行うバスの運転手

流通バスは鳥取県倉吉市に本社を置く流通株式会社の提供するバス事業です。

米子・倉吉・鳥取に車庫を有し、マイクロバスから大型バスまでスクールバスとして利用できる運転手付きの車両を取り揃えています。

倉吉市周辺で流通バスが利用される理由や安全への取り組みについてご紹介しましょう。

スクールバス委託業務の実績

流通バスはスクールバスの実績が多く、現在も毎日以下の通り運行を行っています。

    • 鳥取エリア:大型1台・中型2台・マイクロ1台
    • 倉吉エリア:大型2台・中型1台
    • 米子エリア:大型2台・中型1台・マイクロ1台

(※2024年度実績)

 

貸切バスでの運行以外にも、ドライバー派遣として市町村所有のバスでのスクールバス運行も毎日行っています。

流通バスの安心・安全への取り組み

流通バスは安心・安全への取り組みも積極的に行っています。

  • 前日確認(運行前ミーティング)
  • 洗車・車内清掃
  • 日常点検
  • 点呼(アルコールチェックなど)
  • 安全ミーティング(月1回開催)
  • 保険への加入
  • 運行管理者の教育

 

どんなに早い出庫でも出庫前には必ず安全点検を行い、出庫前、帰庫後には運行管理者による点呼を対面で行っています。

私たちの取り組みが認められ、流通バスは『貸切バス事業者安全評価認定制度』において、優良事業者に認められました。

セーフティバスの認定証

今後、より安全の意識を高め、お客様に安心して流通バスにご乗車いただく為に最高ランクの三ツ星を目指してまいります。

 

 

倉吉市周辺のスクールバスは委託実績豊富な『流通バス』へ!

大型バスが走行しているイメージ

流通バス』は、大型バス9台・中型バス5台・マイクロバス6台を保有し、鳥取県内に車庫が3ヶ所(鳥取・倉吉・米子)あります。

スクールバスで貸切バスのサービスを利用してみたいと検討されているご担当者の方は、ぜひ鳥取県内のスクールバスの実績豊富な『流通バス』へご相談ください。

業務委託のスクールバスについて、わかりやすくご説明いたします。

電話はもちろんメールでの相談もOKです!

担当者が親身に対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。